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全自病協の邉見会長が専門医制度の進捗報告。30年度改定の評価も
2489号 - 2017年12月 21日
全国自治体病院協議会(邉見公雄会長)は14日、記者会見を開いた。
日本専門医機構の理事として理事会に出席した邉見会長は、専攻医の1次登録を終えた専門医制度について、内科の専攻状況に関して「地域差がある」と述べつつ、1都1府3県はシーリングが効いているとして、内科学会に対して「非常に努力している」と評価。外科は微減、小児科・産婦人科は横ばいで、現状維持だったとした。今後の課題として、全国から4人しか登録していない診療科もあり「基本領域としてもいいのかという意見が出た」と理事会の議論内容を報告した。メディアに対して1年間は「監視的な視線で見てほしい」と要請した。さらに、気がかりな点として、今月16日の2次登録の開始にあたり、1次登録でシーリングをかけた診療科で2次登録を受け付けるのか決まっていないことなどを挙げ、「5都府県でシーリングをかけた診療科は2次登録しないなど決めた方がいい」との見解を示した。