行政
医療安全管理対策を強化。特定機能病院の承認要件見直し、4月に改正省令公布へ
2401号 - 2016年3月 3日
大学附属病院における重大な死亡事案発生を受け、医療安全対策強化のための特定機能病院の承認要件見直しが決まった。厚生労働省は2月18日の社会保障審議会医療部会(永井良三部会長)に特定機能病院等のあり方検討会が集約した医療安全対策の改善策を報告、了承を得た。4月を目途に新たな承認要件を示した改正省令の公布、通知発出を行い、本年10月から段階的に実施に移す方針。他方、医療安全管理体制にとどまらず、病院全体としてのガバナンス改革も強く求められているため、25日には大学附属病院等のガバナンスに関する検討会(田中滋座長)を発足させ、病院としての適切な意思決定を行うための体制や管理者の資質や選任方法などの議論に入った。