行政
医師偏在対策強化を―医師需給分科会が中間報告
2416号 - 2016年6月 23日
厚生労働省医政局の医療従事者の需給に関する検討会に設置された医師需給分科会(片峰茂座長)は3日、医師偏在対策を焦点とする中間取りまとめを一部修正して集約、医政局は9日に開かれた社会保障審議会医療部会(永井良三部会長)にこれを報告した。偏在対策は「チーム医療の推進」が追加されて14項目となったが、医師需給分科会としては年末の最終報告書提出に向け対策の具体化を急ぐ。そこで、中間報告の中から、規制強化を明確に打ち出した偏在対策、抑制方針に切り換える当面の医師養成数(医学部定員)の扱い、医師の働き方ビジョン(仮称)の策定と全国レベルの今後の医師需給推計の考え方を改めて取り上げてみた。