行政
厚労省・検討会が高齢者の多剤服用の是正策を提言。適正使用GLの作成へ
2473号 - 2017年8月 31日
国民的な啓発活動必要
厚生労働省医薬・生活衛生局の「高齢者医薬品適正使用検討会」(座長=印南一路・慶應義塾大学総合政策学部教授)は23日、高齢者の薬物療法の安全性を確保する上で喫緊の課題である多剤服用(ポリファーマシー)の是正策を盛り込んだ中間取りまとめを集約した。専門学会等との協働による適正使用ガイドライン作成(薬効群を考慮、各医療現場の対応を整理)、多様な職種間での患者の服薬情報共有の仕組み作り、国民的な啓発活動の必要性などを提言したことがポイント。