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セント・ジュード・メディカルのウィリアム・フィリップ社長に聞く

2373号 - 2015年7月 23日


 セント・ジュード・メディカル(東京都港区)はこのほど、光干渉断層撮影(OCT)画像とアンジオ同期ができ、カテーテルの位置を、血管造影像を通じてマッピングしながら表示することができる経皮的冠動脈インターベンション(PCI)最適化システムの「OPTIS Integrated System」を上市した。病院の心臓カテーテル室に直接設置することにより、OCTと心筋血流予備量比(FFR)をPCIワークフローに統合するシステムである。そこで、同システムについてセント・ジュード・メディカル㈱代表取締役社長/St.Jude Medical,Inc.シニア・バイス・プレジデントSJMアジア担当のウィリアム・フィリップス氏に聞いた。

―会社概要について。
 弊社は30年以上の歴史があり、元々機械的人工心臓弁の開発からスタートしました。日本では心不全の患者が約25万人おり、虚血性心疾患に対して治療や診断のために約50万回の手技が行われています。これらの患者のアウトカムをより良くできるように弊社では「ONE SJM」というプログラムを立ち上げました。社内のもっとも優秀な人材と、もっとも優れたリソースを特定してグローバルな事業と整合性を取りながら、アクセスの提供のスピードアップ、教育啓蒙活動の拡大を図っています。

―OPTIS Integrated Systemが従来のモデルと違う点は。
 コンセプトとしては「いつでもONになっている状態で」です。ERに来る患者も、それ以外の患者もFFRで生理学的に見て、OCTのイメージングと血液造影像とを一緒に活用でき、医師がより良く患者のサポートができる統合システムです。医師によるワークフローに統合されるため、カテーテル室に設置して使用します。OCT画像が同期されるので、血管造影像と重ねて見ることができ、正確にステントを留置することが可能です。また、ステントが圧着しているか確認でき、ステントのサイズを特定することや、正しい場所に留置することができます。現時点の弊社のOCTの技術は、血管内超音波(IVUS)に比べて、ステントの位置の判断や圧着の状況、標的病変に対するステントのポジショニングなどを見る上で、画質が約10倍優れています。それに加えてアンジオ同期がありますので、これを用いることによって他にはない能力が得られ、ステントのポジションの評価をすることができます。フォローアップの手技や、術後のリスクについても低減することができます。

―今後、上市する製品の予定は。
 引き続きイメージングの改善は続けていき、プラットフォームの統合化を進めます。病院内に複数のカテーテル室があり、製品を移動して用いているという状況もありますので、カート型に同機能を搭載することを検討しています。弊社の目標は、据え置き型であれ可動型であれ、病院のワークフローに基づいて、ニーズに適ったものを提供していきます。

―今後のビジネス展開は。
 現時点で日本のPCIの約10%がOCTベースのプラットフォームを使っており、日本市場は非常に大きな好機を迎えています。特に大規模な病院からは統合型に関心があると聞いています。患者もどのような治療オプションがあるかという要求レベルが高まっていますし、病院経営者もワークフローについての効率を改善するのみならず、リスクの低減も図りたい、最良のケアを提供していきたいと考えています。
 PCIの手技自体がこの15年ほどで大きく進化しています。ステントプラットフォームについては、ベアメタルステントから薬剤溶出型ステントへ移行し、また生体吸収型も出てきますので、イメージングについてはより良いモダリティのものが必要とされています。より効果的な治療を行うことができ、アウトカムとしても最適な画像が得られるようサポートしていきます。OCTシステムは血管内のイメージングモダリティとしては最高のものであり、併せてアンジオ同期を行うための投資や、OCT技術の試験のための投資を弊社では行っています。OCTのイメージングが今後、最高水準になっていくと思いますので、まず日本市場から導入しました。


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