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医療通訳の実態調査 時間外来院患者への対応確立が急務 医療教育財団

0203号 - 2016年2月 3日


 日本医療教育財団は1月28日に、『医療通訳等の配置に関するデータ集計報告』を公表した。厚生労働省の補助金事業『医療機関における外国人患者受入れ環境整備事業』(以下、整備事業)の一環として医療通訳拠点病院に指定された10施設の患者情報を集計したもの。
 調査では、予約外での受診が44%、診療時間外に来院した外国人患者は15%と、タイムラグが生じる医療通訳派遣では対応が難しいと指摘、院内のスタッフや電話通訳等の対応方法の確立が望まれると提言している。また、通訳を利用した外国人患者に通訳利用に関してアンケートしたところ、約8割が有料であっても通訳サービスを利用したいと回答していた。

 調査は、27年1月1日から同3月31日、平成26年度整備事業に選定された10の拠点病院(下記参照)において、外来受診、入院または健康診断受診を行った外国人患者に関して、言語対応状況(通訳対応状況)のデータを収集した。通訳利用に関するアンケート調査は27年2月1日から同3月31日まで実施。

 外国人患者の来院時間について、診療時間内が84.8%、時間外が15.0%を占めており対応が手薄になる時間帯での対応方法の確立が急がれるとしている。
 受診した診療科は多い順から、内科(17.3%)、救急科(16.5%)、整形外科(8.7%)、産婦人科(6.1%)だった。
 予約の有無については、予約ありが51.6%、予約外が44.3%。予約外の患者には外部通訳の利用による対応が難しいため、院内スタッフによる対応の必要性を示している。
 外国人患者の国籍は、中国(35.9%)、アメリカ(9.5%)、ロシア(5.9%)、フィリピン(5.2%)。

 受付・診療・検査・会計等の場面ごとの対応方法に差異がみられた。受付・会計・診療では通訳なしで現場職員が直接対応する割合が比較的高かった。理由について受付・会計時には事務員による会話集や翻訳アプリを利用しての1次的対応が多く、診療では英語力のある医師による直接的な対応が多いことを反映していると分析している。

 検査もしくは診療の際に最も時間を要した通訳内容は状態・疾患説明で46.3%と約半数を占めた。次いで問診・身体診察が26.1%だった。

〈拠点病院10施設および患者情報データ収集件数(合計1631件)

病 院 名 件 数 割 合
医療法人徳洲会札幌東徳洲会病院 724.4%
社会医療法人木下会千葉西総合病院 1428.7%
独立行政法人国立国際医療研究センター病院 22413.7%
学校法人聖路加国際大学聖路加国際病院 36622.4%
医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院 21112.9%
独立行政法人地域医療機能推進機構横浜中央病院 31119.1%
学校法人藤田学園藤田保健衛生大学病院 704.3%
国立大学法人大阪大学大阪大学医学部附属病院 191.2%
地方独立行政法人りんくう総合医療センター 20012.3%
国立大学法人九州大学九州大学病院 161.0%


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