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「ペイシェント・エクスペリエンス」の考え方と日本での取組みについて講演
ペイシェント・エクスペリエンス研究会

1225号 - 2019年12月 25日


 日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会は11月2日、フォーラム「PXの進化と真価~令和の医療を築く」を開き、曽我香織代表理事が、イギリス発祥の「ペイシェント・エクスペリエンス」という考え方と日本での取組状況を講演した。

 「ペイシェント・エクスペリエンス」(以下、PX)は「患者が医療サービスを受ける中で経験するすべての事象」と定義される。曽我代表理事は、アメリカ、カナダ、イギリス、フランス、北欧諸国、オーストラリア、ニュージーランドなどで、病院内で「患者がいつ、どこで、どのような経験をしたのか」を統一した指標で把握しようとする病院が増えており、患者満足度、医療の質や病院経営向上に寄与するとして、政府も、PXの測定と改善を病院に促す動きが活発であることを紹介した。

 2015年に厚生労働省が公表した「保健医療2035」を示し、高齢化に伴い医療の目的が「病気の根治」から「患者のQOL実現」に移行しつつある日本でも、PXの考えが重要になってくるとの見解を示し、2018年時点でPX可視化に着手している病院が43病院あることを紹介した。2016年創立で2018年に一般社団法人化した日本ペイシェント・エクスペリエンス研究会は、日本唯一のPX推進非営利団体として、「患者のストーリーやニーズに耳を傾けることで、一人ひとりにとって最適な、患者視点の医療サービス提供実現を目指し」ており、10月31日現在150名の会員が加入していることを発表した。曽我代表理事はPXを高めるにはPXと相乗効果のあるEX(従業員経験価値)の向上が必須と主張。「私がこんなに努力しているのに、患者に理解されない」という医療従事者の悩みの解消に、医師同士のカウンセリングであるピア・コーチングが有効と主張。クリーブランド・クリニックで、ピア・コーチングを行った結果、7割の医師が「自分の目標達成に役立った」と答え、今の職場で働き続けることを選択した医師も2割以上いたことから、PXと共にEXの普及推進を呼びかけた。

 同研究会の世話人である斎藤恵一・国際医療福祉大学大学院診療情報アナリスト養成分野教授は、PX可視化のための患者アンケート調査である日本版PXサーベイでは、患者経験と患者満足度との関連の分析を通じて、患者満足度の向上につながる可能性のある取組みが見つけやすいように質問が構成されていることを説明した。


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