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見える化するツールを開発…竹中工務店

0331号 - 2015年3月 31日


 竹中工務店(大阪市中央区)はこのほど、病院の医師や看護師など医療スタッフのコミュニケーションの発生場所や頻度を設計段階で定量的・客観的に予測し、動画で「見える化」するシミュレーションツールを開発・実用化した。
 医療現場では、近年、高度化・複雑化する医療サービスに対応するためチーム医療が主流となり、医師、看護師をはじめ薬剤師、臨床検査技師、栄養士、事務職員などの多職種間のコミュニケーションの重要性が増している。チーム医療の実践の基盤となる良好な人間関係の醸成に寄与するため、予定された会議などフォーマルなコミュニケーションだけでなく、ちょっとした立ち話など偶発的に発生するインフォーマルなコミュニケーションが生まれる環境を職場内に取り入れる試みが注目を集めはじめている。
今回開発したシミュレーションツールは、「いつ」「どこで」「誰と誰が」出会うのか、「どの程度」のコミュニケーションが生まれるかなど、インフォーマルなコミュニケーションの発生をスタッフの1日の行動実態などからシミュレーションし、動画で「見える化」するものである。顧客は効果をビジュアルに確認できるとともに、必要に応じ複数の設計プランを比較しながら、設計を進めることができる。また、関係者の合意形成をスムーズに進めることも期待できる。

同ツールの活用フローは次のとおり。①医師、看護師などのスタッフに診察、処置、カンファレンスなどの1日のスケジュールについてアンケートを実施し、個々のスタッフの行動パターンを集積②アンケートに加えて同社がこれまでの医療施設計画で培ってきたノウハウを活用し、医療スタッフのタスク毎の作業場所・時間、職種間の業務近接度などをモデル化して行動特性データを作成③行動特性データや設計プランなどの各種情報をもとにシミュレーションを実施し、コミュニケーション発生の状況を動画表示。シミュレーション結果データから発生頻度や発生場所が分かるコミュニケーションマップを作成・分析④複数の設計プランについて結果を比較分析。建築計画に反映することで顧客との合意形成に役立てる。
 同ツールは、チーム医療を積極的に推進する立川綜合病院(新潟県長岡市)新築工事の計画段階で活用された。中央に吹抜と階段のある“スタッフベース”を設けるプランがスタッフ間のコミュニケーション量を約20%増加させることをシミュレーションで確認し、同プランの採用が決まった。


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