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日本光電工業がバイタルサインテレメータGZ-130Pを発売、無線LAN通信を可能に
2365号 - 2015年5月 28日
日本光電工業(東京都新宿区)はこのほど、送信機と同等のサイズでありながらベッドサイドモニタの機能を搭載し、無線LAN通信を可能にしたバイタルサインテレメータGZ―130Pを発売した。
GZ―130Pは、患者の心電図、呼吸、SpO2(動脈血酸素飽和度)等のバイタルサインを測定し、無線LAN通信を使ってナースステーションに設置されたセントラルモニタへ送信する。従来の送信機には搭載されていなかった無呼吸の検出や不整脈解析、患者の容態変化をアラームで知らせるほか、医療従事者がナースステーションに戻ることなく患者のそばで、リアルタイムデータおよびレビューデータを画面上で確認できる。こういったベッドサイドモニタの機能を搭載しているため、送信機としての利用に加え、心臓リハビリ時や院内搬送時等にも活用できる。医療現場で求められている看護業務の効率化と医療安全の両立をコンセプトに開発したGZ―130Pは、小型・軽量・高性能のバイタルサインテレメータである。本体価格は95万円(税別)で、国内の大学病院や官公立病院、私立病院を中心に、今後3年間で700台以上の販売を見込んでいる。