新製品情報
富士フイルムメディカルが類似症例検索システムに「びまん性肺疾患」の検索機能を搭載
2450号 - 2017年3月 9日
富士フイルム(東京都港区)は、人工知能を用いて画像診断をサポートする類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match(シナプス ケース マッチ)」に、画像診断が難しいとされる「びまん性肺疾患」の症例検索機能を新たに搭載した製品を開発、このほど富士フイルムメディカルを通じて発売した。同システムは、医師が画像診断の際に留意する画像所見の複雑かつ多様な形状やパターンなどの特徴を人工知能(AI)の技術を用いて数値化し、過去の症例データベースから特徴の似ている順に症例を提示するシステムである。医師は、表示された画像やその診断結果を参考にして、CT画像の診断を行うことができる。また、画像診断のサポートに加えて、カンファレンスや画像診断の教育の現場でも活用されている。