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オリンパスが4K 3Dビデオ技術を搭載した手術用顕微鏡システムを発売

2477号 - 2017年9月 28日


 オリンパス(東京都新宿区)は4K 3Dビデオ技術を搭載した手術用顕微鏡システム「ORBEYE(オーブアイ)」を10月上旬から日本と米国で販売する。同製品は同社とソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズとの医療事業に関する合弁会社であるソニー・オリンパスメディカルソリューションズが技術開発を担当した。
 手術用顕微鏡は、細かな神経や血管などを処置する際に、手術しやすいよう患部を拡大して立体的に見るための製品である。近年、高齢化社会の進展に伴い、悪性腫瘍など難易度の高い症例が増えているため、光学観察方式を中心に手術用顕微鏡の活躍の場は広がってきた。
 ORBEYEは、4K 3Dの高精細デジタル画像を実現したことで、組織や血管の微細な構造を高精細かつ立体的に観察でき、緻密な手術をサポートする。55型の大型モニターを見ながら手術が行えるため、接眼レンズを長時間覗く必要がなく、術者の疲労軽減に貢献することが期待できる。また、デジタル化により顕微鏡部が従来機種に比べ体積約95%減を実現したことで、広い手術空間の確保やセットアップ時間の短縮をサポートする。さらに本体も従来機種に比べ重量約50%減の軽量化を図り、手術室間での移動の容易化に貢献できる。主な特長は次のとおり。

▽4K 3Dの高精細デジタル画像により、緻密な手術をサポート=ソニーが開発した4KのExmor R CMOSイメージセンサーを2個搭載し、高感度でノイズが少ない映像を実現する。フルハイビジョンに比べて4倍の画素数を実現したことに加え、広色域に対応した画像処理回路を搭載し、高精細なデジタル画像による手術が可能である。また、膨大な画像データ処理が必要な4K 3Dシステムにおいて、画像の遅延を可能な限り小さく抑えているため、スムーズに見たい箇所を観察・処置することが可能である。さらに、赤外光観察、青色光観察、NBI観察にも対応するなど、より緻密な手術をサポートすることが可能である。

▽4K 3Dの大型55型モニターによる観察を実現し、術者の疲労軽減とチームサージャリーに貢献=同機種では接眼レンズ部分を除去し、モニターによる観察を採用した。レンズを長時間覗き込む必要がなく、楽な姿勢で手術を行うことが可能なため、術者の疲労軽減に寄与する。また、55型の大型モニターを採用したことで、チーム全員で同じ映像を共有できるため、複数の術者により執刀する手術スタイルの実現や、他手術スタッフとの情報共有による手術の効率化をサポートできる。

▽顕微鏡部の大幅な小型化(従来機体積比95%減)を実現し、広い手術空間の確保やセットアップ時間の短縮が可能=デジタル化により顕微鏡部の大幅な小型化(従来機体積比95%減)を実現し、術者は広い手術空間を確保することが可能になった。顕微鏡部の小型化はアーム部のバランス調整を不要にし、顕微鏡部を清潔にするために使用される滅菌ドレープの小型化、装着性の向上にも貢献し、セットアップ時間の短縮も期待できる。


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