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サトー…栄養ケア支援システムを開発 在宅高齢者向けモデル事業を開始

2381号 - 2015年9月 24日


 サトーグループは、在宅栄養ケア推進基金(高知県四万十市)と共に開発した高齢者の栄養管理などを行う「栄養ケア支援システム」の提案を開始する。同事業を担当するサトーアドバンス(東京都目黒区)事業開発グループ介護福祉事業担当の梅田彰部長は「サトーは、モノの管理を行う福祉用具等のシステム提案は得意としてきたが、人と触れ合うことで成立する介護ビジネスの参入は困難を極めた。しかし、高齢者の食視点でケアを実現するこの新しい取組みは在宅高齢者の健康維持に寄与できる」と話し、今後、全国展開を視野に、10月からモデル事業をスタートする方針を明らかにした。
 同システムは、同基金が開発した栄養スクリーニングアプリケーションを組み込んだ携帯端末「栄養ケアパッド」とサトー製のモバイルプリンタ『プチラパン』で構成。高齢者の栄養状態・咀嚼嚥下機能状態を簡易評価し、栄養補助食品・介護食品を検索・照会できる。高齢者の身体機能維持・健康寿命延伸を目的に介護施設や調剤薬局での活用を見込んでいる。梅田部長は「在宅の高齢者は、食が進むときに好きな物だけを食べてしまう状況に陥りがちで低栄養になりやすい、きちんとスクリーニングを行い食支援する定期的な栄養ケアに役立ててほしい」と話す。また、調剤薬局では、薬剤師が「栄養指導・健康相談」を行う際に取り入れることで、高齢者のセルフメディケーションを支援できる。情報発信拠点として付加価値が生まれ、“かかりつけ薬局”機能を強化できるほか、訪問服薬指導での活用も見込まれる。梅田部長は「調剤薬局はもちろん大手の調剤卸も関心を寄せている」と手応えをつかんでいる。

薬局や給食事業者に
 同システムの具体的な運用のイメージは、施設のケアマネージャーや給食事業者の管理栄養士、調剤薬局の薬剤師が栄養ケアパッドを操作し、高齢者への簡単な設問を通じて栄養アセスメントを行うというもの。栄養状態および咀嚼嚥下機能の状態を把握でき、それぞれの状態に応じて、栄養補助食品や介護食品を提案するとともに、専用サイトから商品を注文できる。面談時に栄養ケアパッドに表示した栄養アセスメント表およびメールに返信された購入明細書などの文書は、その場で印刷して高齢者に手渡される。これらを介護ノートに貼付するなどして保存することにより、本人だけでなく医療介護の職能者やその家族も栄養状態を把握できる仕組みだ。梅田部長は「ケアマネージャーや薬剤師がタブレットを駆使して説明しても、ご本人は忘れてしまうかもしれないが、プリントした記録があれば本人だけでなく家族も安心できる」と説明する。同基金では、プリントを貼付する専用のノート「お食事・栄養管理日誌」の制作も進めている。

食品メーカーと連携
 サトーはこのモデル事業が高齢者の健康維持と社会保障費の抑制に寄与すると判断しており、既に、10月から、高知の調剤薬局や大阪府下の介護食品卸から導入展開が決定している。
 同社はさらに、介護食品や栄養補助食品メーカーと連携して「栄養ケアパッド」を活用した商流確保に向けた取組みを強化する方針だ。
 同システムについては、「フードファクトリー2015食品工場改善設備展」で行われるセミナー「簡易栄養ケア支援システムを活用した高齢者栄養セルフケアと介護食品の利活用について」でも紹介する(30日、昼12時~同45分)。講師は、在宅栄養ケア推進基金の冨田実・業務執行理事が務める。また、展示ブースでは、同システムを5セット用意し、実際に栄養アセスメントを行う体験コーナーも設ける。
 そのほか、原材料入荷から製品出荷まで、工場内のモノの動きを管理する食品製造管理システム「トレースアイFOOD―Pro」▽常温だけでなく、冷凍・チルド食品出荷時の保存温度変更に伴う賞味期限表示など、低温環境で使用されるラベルも画像検知で正確・迅速に貼り付ける自動ラベリングシステム―なども実機を展示して紹介する予定だ。


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