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尾家産業…減塩やハラール食を提案 高齢者向け“おせち”も

2381号 - 2015年9月 24日


 国民の生活習慣病の予防のため、健康診断の指導や給食の献立の基準として厚生労働省が目標を定めた「食事摂取基準2015年版」では、1日当たりの塩分摂取量の基準は「2010年版」から一段と厳しくなり、男性が8グラム未満、女性は7グラム未満となった。
 こうした動きに対応し、食品産業界でも減塩に向けた取組みが進んでいる。総合食品商社の尾家産業(大阪市北区)では、塩分2グラム以下の減塩メニュー「おいしく食べて減塩生活」を料理研究家の村上祥子・管理栄養士と共同開発。同社が病院・高齢者施設などに向けて提案している「やさしいメニュー」の1つとして全国15会場で開催した「秋季提案会2015」に特設ブースを設置して出品した。この提案会の東京会場には同社の取引先144社が参加した。
 「やさしいメニュー」は、調理がしやすく栄養面に配慮し、病院・高齢者施設向けには常食を、給食・外食向けには生活習慣病予防につながる食事を、また、「食べる力」にあわせた食形態も提案している。

 今回、開発した減塩メニューは、タイ風レッドカレー(塩分相当量0.4グラム)、スパイシータンドリーチキンピラフ(同1.2グラム)、鶏と野菜のうまだしマロニー(同1.9グラム)、だし香るあじ南蛮丼(同1.2グラム)、鶏肉のバジルレモンソースパスタ(同1.6グラム)、もちもち玄米の和風タコライス(同0.7グラム)―の6種類。料理研究家の村上氏の監修のもと同社の管理栄養士らが開発。減塩のポイントとしては、お酢やレモンによる酸味やダシ、スパイスを効かせて、味を引き出した。
 8月25日に開かれた秋季提案会の東京会場では、病院や福祉施設、給食事業者の管理栄養士の来場もあり関心の高さが伺えた。同社大阪営業部の沢田有希氏は、「味がぼやけてしまわないように試行錯誤を繰り返した。塩分対策に困っている人が多く、参考にしてもらえれば」と期待を寄せる。また、今回の提案会では、「やさしいメニュー」に高齢者向けの「おせち」も新たに加えた。一人で正月を迎える高齢者に対応して、1日で食べきれる2段重として商品化した。冷凍してあるため、解凍するだけ。調理の手間もいらない。1段ずつ日を分けて食べることもできる。今後、高齢者施設や宅配事業者での利用を見込んでいる。
 同じ提案会場では、イスラム教徒の食事に対応した「ハラール認証商品」の展示ブースも設けた。尾家産業では幅広いジャンルの商品を取扱っており、ハラール認証商品として、約150アイテムを用意している。東京オリンピック・パラリンピックの開催を控え、イスラム教徒への対応をビジネスチャンスとして捉え、今回は春季提案会に続く2度目の展示。特に「簡単ハラール」と題して自然解凍してそのまま食べられる調理済加工品を冷凍したハラール食を紹介した。
 尾家産業商品部商品課の山本早喜サブリーダーは、「調理負担を軽減できる」と特徴を説明し、「顧客の反応もよく、今後、対応していかなければならないという認識が高まっている」と手応えをつかんでいる。


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