特集
[ITEM2018出展製品]バリアンメディカルシステムズ
2500号 - 2018年3月 22日
◇バリアンメディカルシステムズ(東京都中央区)
2017年11月に薬機法承認を得た最新の放射線治療システムHalcyonの実機モデルを展示。
同社は放射線治療分野のみならず、がん医療全体に人と技術の力で貢献する会社を目指し、昨年9月に会社ロゴとブランドイメージを刷新。ブースでは、新しいバリアン、新しい製品が体験できる。
◎Halcyon:医療用直線加速器
Halcyonは「高品質なケア」、「運用効率の向上」、「人にやさしいデザイン」をコンセプトに、より多くの患者が高度な治療を受けられるよう開発された最新の治療システムである。
同装置は全ての治療で画像誘導(IGRT)による強度変調放射線治療(IMRT)を効率よく行える装置である。水冷方式を採用したリング型ガントリは静音性に優れており、新たに開発された二段式のデュアルレイヤー・マルチリーフコリメーター(Dual―LayerMLC)が搭載されている。これらのテクノロジーにより、線量収束性に優れる高品質な治療をスピーディーに実施できる。
◎Eclipse:放射線治療計画システム
Eclipseは、三次元原体、電子線、陽子線、および小線源治療からIGRT、IMRT、VMATなどの高精度放射線治療まで、現代の複雑な治療技法を簡便に計画立案可能な包括的な治療計画システムである。施設ごとに機能のカスタマイズが可能で、近年話題のナレッジベースを用いた輪郭描画や治療計画を搭載することで、無駄のないワークフローを実現する。
◎ARIA:放射線治療情報システム ARIAは、放射線治療を知り尽くしたバリアンが作り上げた「照射データ」、「患者データ」、「業務データ」の一元管理を可能にし、業務をアシストする情報システムである。治療器メーカーならではの治療データ照合ソフトから患者情報、カルテ、スケジュール、レポート、使用画像、発生画像、照射実績まで、トータルでサポートする。